想い出の舞台

名優の方々の記録の一ページとして

社中公演の他にも、貴重な経験をたくさん積ませて頂きました

想い出の舞台

昔々、子役時代のピックアップ

@1962年11月東宝劇団による「新平家物語」
名鉄ホールで興行(御園座は焼失により再建中)
八代目 松本幸四郎(平 清盛)山田五十鈴(常盤御前)
子役右側が、今若丸の私です。

A1963年3月同じく名鉄ホールでの「菅原伝授手習鑑・寺子屋の場」
八代目 松本幸四郎(松王丸)八代目 市川中車(武部源蔵)
写真中央、管秀才をつとめました


B同時上演「波の鼓」に主演されていた山田五十鈴様と楽屋でのスナップ

C1968年5月、中村扇雀、有馬稲子特別公演
「浪花の恋の物語」
  当時の中村扇雀、後の坂田藤十郎(忠兵衛)有馬稲子(梅川)で
小女お玉を演じました

時は流れて

2014年に立ち上げた「御園座を盛り上げたい・勝手連」の活動は3年半の間で8回の公演をし、スタッフの多大なるご協力により名古屋観光ホテルでのディナーショーで盛大に、御園座再開のお祝いができました。

新御園座開場の特別イベントで安田文吉作詞、杵屋彌四郎作曲の新作長唄「御園に開く芸の華」をご披露でき、立ち方7名で踊らせていただきました。

2018年3月25日
惜しくも中日劇場が閉館となり最後の公演「中京五流舞踊会」で「男女道成寺」花子をつとめました。

2018年12月
名古屋の東西を走る広小路。伏見と名駅の間に南北に流れる堀川に架かる納屋橋があります。大正2年、この橋を建造したのは栗田組で、その頭領は栗田末松という私の曾祖父です。お城下から流れる堀川、お城下に最初にあるのは朝日橋。
そのたもとに私の伯母 花柳寿香は踊りのおしょさんとして地元の方に親しまれていました。
実母 寿千香、伯母 寛智香とで、花柳三姉妹と呼ばれ、この芸どころ名古屋で中京五流舞踊など大活躍をしておりましたが、残念なことに三人とも早世してしまいました。

これらの実話をもとに、元NHK大河ブロデューサーであった演出家の伊豫田静弘氏が、脚本を書かれ「納屋橋物語」の誕生となりました。
大勢の皆様の御協力により、企画 振付 主演させていただきました。