芸どころ名古屋に生かされて
近況報告
新型コロナ感染拡大、過去最多・・・という日々が続く中 令和4年8月20日(日)
名古屋市名東文化小劇場に於いて「納涼朱ざくら会」−夏休み ゆかた着て日本のおどりー全25番を
滞りなく開催させて頂きました。
客席も間隔を保って静かにお座り頂き 新名取と師範取得名取の御挨拶や 花柳貴人生さんと花柳和蓉香さんによるワークショップ「せんすのセンス リズムでトントン」
そして いのこ福代様の朗読「かちかち山」と西川真乃女社中様をゲストにお招きし
お陰様で賑やかな公演となりました。
会員一同 目標に向かって体調を整え 一生懸命お稽古に励んだ成果を お客様の前で
踊らせていただきとても楽しく有意義なひとときを共に過ごせました事、心より感謝申し上げます。
次のステップに向かって また会員一同 精進を続けてまいります。
記名プリント ロビーお花
ホール客席
新名取ご挨拶
ワークショップ
清元「三社祭」
長唄「五月雨」
令和3年11月23日(祝火)
名古屋能楽堂に於いて
第23回朱ざくら会、朱実とひととき を開催させて頂きました。
”葵上”
”伊勢参宮”
令和3年3月
名古屋城の金鯱が地上に降臨しました。 「納屋橋物語」鯱姫を演じたご縁により、記念写真を撮って頂きました。
東海ラジオ 伝七邸茶道塾4月にゲスト出演させて頂きました。
伝七邸茶道塾
https://www.youtube.com/channel/UCejDrdHncrUIAw0yT0laKoA
YouTubeにてお聴き頂けます。
4月4日
https://www.youtube.com/watch?v=CmFZ-Y0d1L4
4月11日
https://www.youtube.com/watch?v=4gXmiF9DzDw
4月18日
https://www.youtube.com/watch?v=I4Kym6N1YOQ
4月25日
https://www.youtube.com/watch?v=thXV1bDY7sE
令和2年11月1日 稻舟派創立55周年記念小唄会が御園座で盛大に開催されました。 私は小唄振り「大川端、お互いに知れぬが花」 を振付け、妙寿家元、一寿師匠の糸(三味線)そして眞由寿様の艶っぽい唄で踊らせて頂きました。朱ざくら会の会員も「視る小唄」に参加できました。写真は、御園座の楽屋です。人間国宝坂田藤十郎先生に頂いた楽屋のれんの前で「大川端」のお梅の姿で撮影しました。
この直後11月12日に籐十郎先生は御逝去されました。籐十郎先生が中村扇雀時代に、何度も子役で使って下さり多くのことを学ばせて頂きましたことは一生の宝です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
11月13日やっとかめ文化祭〜日本舞踊で描く古典文学怪異譚〜
名古屋の徳川美術館に収蔵される国宝「源氏物語絵巻」に ちなんだ作品
長唄「葵上」を振付け、名古屋能楽堂にて踊らせて頂きました。
この公演が、実現するかどうかわからないまま、巣ごもりの中難しい演目の振付けを進めましたが、西川流家元 西川千雅師、工藤流家元 工藤倉鍵師共々、無事に開催できました事に安堵致しました。
楽屋では検温や手指の消毒はもちろんスタッフも全員マスクとフェイスシールド着用で最大の注意をはらい、進行致しましたが、舞台から眺めた客席も 皆様マスク姿で、一人おきに整然と並ばれていて、とても静かに ご高覧下さっていました、熱い視線と惜しみない拍手をお送り下さり、感動と感謝の気持ちで一杯でした。
令和2年7月21日 名古屋市の 文化芸術活動緊急支援事業
ナゴヤアーティスト・エイド参加の撮影を致しました。
私達の伝統文化を守る活動は、不急ではありますが、決して不要ではありません。
日本の文化と 日本の心を未来に繋ぐ大切な作業だと信じています。
本番直前 この地の舞踊かつらを何十年も守っている 床山の山田さんに髪をなで付けてもらうと、なぜかいつも 心が穏やかに清らかになっていくのを感じます。
若い時からずっと 舞台に立つ時には大切に思っている私のルーティンです。
令和2年春
思いもよらぬ事態が発生し、私達の文化活動は停止せざるを得なくなりました。長期に渡って舞台公演ができないのはスタッフにとっても死活問題です。
コロナが収束したら、今まで通りの活動が戻ってくるのでしょうか
先代、先々代… ずっと築き上げてきた大切な芸脈や芸魂が今、音を立てて
もろくも崩れていくような気さえしています。
身動きができない 何もできない中でも できる限りの何かをして繋げておかなくては
ならない
そんな思いの中 ナゴヤアーティストエイドの募集を知り、小唄 稻舟妙寿家元と社中の方々 衣装映像のスタッフと共に参加させて頂きました。
衣装の着付けは(株)北徳 鎌田社長です。
北徳さんも先々代からの長いお付き合いなので、腰ひもの位置や締め具合までわかっていて、踊りやすいように着付けてもらっています。
稲舟社中の地方による小唄振り「夕涼み」を(株)ティーブイエスネクストさんに
ホールでの公演のように、本格的に撮影してもらいました。
いつも大勢のスタッフに支えられています。
たくさんのお客様に観て頂ける公演が再開できますように 願いを込めて精進を続けたいと思います。
令和2年7月26日
例年の夏は、社中の浴衣ざらいを名古屋能楽堂けいこ室で行っておりましたが、今年は三蜜回避の為、会場を本舞台に移して、無観客で「夏の総稽古」と致しました。
会員一同 舞台に立つよろこびを胸に刻みながら、次回の公演に向かって、世の安寧を願い 奉納の気持ちで 清らかに踊り納めました。
ソーシャルディスタンスを守り、マスク着用で参加者が能舞台に集合しました。医療従事の会員さんは参加できませんでした。
鏡獅子後シテと胡蝶の場当たり風景です。毛振り頭は本番は白い毛ですが稽古用なので黒い毛の頭です。
会員さん達が踊り終えて、最後に私が長唄「老松」を踊らせて頂きました。
いつもなら引き続き親睦のお食事会をするのですが 今回は残念ながら、ここで解散致しました。 今までの平和な日常に改めて感謝の念を深めています。
私、花柳朱実
気が付いたら 踊っておりました。
何でも 初舞台は 3歳になるちょっと前とか自分ではあまり覚えていませんが、ちゃんと衣装とかつらを付けたのが、大層気に入って踊り終わってからも、衣装をぬがせようとする裏方さんから逃げ回っていたそうです。
「発表会の日は、お姫様になれる」という子供なりの変身願望を満たすため、師匠である母にいろいろ、お稽古してもらいました。
何だかんだの60余年、順風満帆なわけもなく・・・・・
見えない力に背中を押され、踊り人生まっしぐら!
一人でも多くの方に日本舞踊の魅力を知って頂きたい。
日本舞踊を通して和の文化に触れて頂きたい。
踊りが人生の楽しみの一つになればと、私は願っています。
朱ざくら会 お問い合わせ 052−771−6166