花柳流の名取

花柳流の名取になりたいと思ったら

名取

日本舞踊には、家元を頂点としたいろいろな流派があります。
花柳流は1849年に創流されました。
東京を本部として、全国に支部を持つ日本最大の流派です。
花柳流に入門して、3年以上お稽古をして勉強すると普通部名取の受験資格ができます。
名取試験を受けて合格すると花柳○○○という名前をいただいて、名取になれます。名前は教えていただいた師匠の名前を一文字いただいてつけることが多いですが、同じ名前がある場合はその名前はつかえません。

名取試験

花柳流では、1年に3回 東京で家元により名取試験が行われます。
受験科目
普通部 初級「松の緑」「潮来出島」
   上級「廓八景」「汐汲」

名取試験に合格すると、講習会に参加できます。

師範になるために

教える資格を取るには、もう一段階、専門部というシステムがあります。
「娘道成寺」と「北州」が課題曲で、この厳しい試験に合格すると、初めて師範として教えることができます。